【フクシエセミナー開催報告2022.12.14】静岡初!! ~真の共生型福祉施設 計画~開所までの道のりと開所半年後の現状について~

2022年12月14日(水) グランシップ静岡にてセミナーを開催させていただきました。
セミナーのご参加者の多くは、既に障がい者向けのサービスを行っており、拡大したいとお考えの方々がご参加されました。ご参加いただきまして誠にありがとうございました。

第一部の特別講師は、昨年10月に開催いたしましたセミナーの特別講師でもあります社会福祉法人恵和会理事長 栗田様と片平様です。
恵和会様は、令和4年4月に静岡市初となる「共生型福祉施設」を開所されました。
「共生型福祉施設」に挑戦することの思いや障害者総合支援法の壁についてのお話しや「共生型福祉施設」が進んでいる福祉先進県(神戸・千葉)の施設を見学された時のお話しを聞きながらその施設(共生型グループホーム)の利用者様やスタッフさんの一日の様子、障がい者と高齢者との暮らし方をお伺いすることができました。他にも福祉先進県の多機能型福祉マンション等の経営の実例等もお伺いできました。
特別講師の栗田様、片平様たくさんのお話しをありがとうございました。

第二部では弊社の営業部長の大澤による「障がい福祉事業の今後の行方~令和6年報酬改定における各事業の方向性を探る~」についてお話しをさせていただき、障がい者グループホームの必要量の増加、設置基準、人員基準、サービス管理責任者研修の見直し・受講資格の変更、世話人と生活支援員の配置、報酬改定等について細かな詳細まで勉強できたセミナーとなりました。

令和6年に医療、介護、障害のトリプル改正があるなか特に障がい福祉サービスは、介護制度が辿ってきた道を歩んでいると思いました。将来、施設の総量規制や重度対応を重視していく流れ、専門のサービスへの加点等は介護と同じ道を進んでいると思います。
障害福祉サービスをやっている事業者様、新規参入を考えている事業者様は運営について注意が必要になってくると思います。

また、フクシエにおけるサービスや規模が拡大しつつある中で、法整備がまだ不十分である現状やこれからの多様性について考えさせられる機会になりました。
障がい者がより生活しやすい環境を作っていくためにも、希望やニーズに応じた支援体制と国とが連携した支援体制が今後より大事になってくるのではと思いました。


定期的にフクシエの勉強会を開催させて頂きますので、またその際に告知させていただきます。
最新情報を共有し、共に未来の医療、介護、福祉について日々学び、弊社としてサポートできることがあれば幸いです。

恵和会概要

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